AI配色ツール!ChatGPTなどのAIプロンプトを利用して配色できる

@ハクト 2025-12-17 18:12:36に投稿

AI Palette Explorerとは

AI Palette Explorerは、AI連携型のカラーパレット生成&プレビューツールです。AI技術を活用し、サイトイメージを入力するだけで、Hero Section、モバイルUI、管理画面など、実際のWebレイアウトで配色を確認できます。

AI Palette Explorer

基本情報

  • 対応ブラウザ: Chrome、Edge、Safari、Firefox(最新版)

  • 言語: 日本語・英語

  • 動作環境: デスクトップブラウザ推奨(タブレットも対応)

  • データ保存: ブラウザのlocalStorage(最大20件)

主な機能7選

1. AIプロンプト自動生成機能

配色生成AIへの指示文を自動生成します。

機能の詳細:

入力項目 説明 入力例
サイトのイメージ ターゲット・業界・雰囲気を自由記述 「優しく温かみのあるコーポレートサイト、20-40代向け」
パレット数 3〜50個から選択 初回は10個推奨

生成されるプロンプトの特徴:

  • JSON形式を厳密に指定(AIの出力ブレを防止)

  • 色の順序を明確化(primary、secondary、accent...)

  • HEXコード形式を強制(#xxxxxx)

  • 余計な説明文の出力を抑制

対応AIツール: プロンプトが入力できるほぼすべてのチャットAIに対応:

  • ChatGPT(GPT-3.5/GPT-4/GPT-4o)

  • Claude(Claude 3 Opus/Sonnet/Haiku)

  • Google Gemini(Gemini Pro/Ultra)

  • その他のチャットAI(Bing AI、Perplexityなど)

2. 4種類のリアルタイムプレビュー機能

配色を適用した瞬間、4つの実用的なレイアウトで同時にプレビュー表示されます。

① Hero Section(ヒーローセクション)

  • Webサイトのファーストビュー

  • CTA(Call To Action)ボタンの視認性確認

  • ナビゲーション、見出し、背景のバランスをチェック

② Color Palette Details(配色詳細)

  • ドーナツチャートで各色の使用率を可視化(Primary 15%、Background 40%等)

  • 5色のHEXコード、役割、使用比率を一覧表示

③ Mobile Experience

3種類のスマホUI画面を同時プレビュー:

  • ECアプリ風: 商品カード、カテゴリチップ、タブバー

  • ブランドアプリ風: ロゴ、CTAボタン、ミニマルデザイン

  • 設定画面風: フォーム入力、アイコン、テキストの可読性

④ Admin Dashboard UI(管理画面)

  • トップナビゲーション、サイドバー、統計カード

  • ボタン、フォーム、チェックボックス、アラート

  • ログインフォーム、引用ブロック

プレビューの利点:

  • コーディング不要で実装イメージを把握

  • クライアント提案時の説得力向上

  • デザインの手戻りを削減

3. 7色の役割別カラー管理

配色を以下の7つの役割で明確に分類し、一貫性のあるデザインを実現します。

色の役割 使用箇所 推奨使用率 具体例
Primary メインカラー・ブランドカラー 15% ロゴ、重要な見出し
Secondary サブカラー・アクション 20% CTAボタン、リンク
Accent 強調・ハイライト 10% バッジ、通知、特別なボタン
Background ページ全体の背景 40% body要素、メイン背景
Surface カード・パネルの背景 15% カード、モーダル、ヘッダー
Text 本文テキスト - 段落、ラベル
Muted 補助テキスト・無効化要素 - キャプション、プレースホルダー

デザインシステムへの応用: これらの役割は、Material Design、Apple Human Interface Guidelinesなど、主要なデザインシステムの概念と互換性があり、そのままデザイントークンとして活用できます。

4. リアルタイムカラーエディター

生成された配色をピクセル単位で微調整できます。

編集機能:

  • カラーピッカーで直感的に色変更

  • 変更は全プレビューに反映

  • 7色すべて個別に調整可能

  • 元の配色との比較も可能(プリセットに戻す機能)

活用例:

  • クライアントのコーポレートカラーに微調整

  • 競合サイトとの差別化

  • アクセシビリティ対応(コントラスト比の調整)

5. 30種類のプリセットパレット

6カテゴリー×5パターン = 30種類の配色を搭載。

カテゴリー 特徴 適用シーン
Gentle / Soft パステル調、優しい印象 美容・育児・ウェルネス
Modern / Corporate 洗練されたビジネス向け コーポレート・SaaS・金融
Vivid / Pop 鮮やか・活気のある配色 EC・エンタメ・若者向け
Elegant / Luxury 上品・高級感 ブランド・ホテル・不動産
Nature / Earthy 自然・アースカラー オーガニック・環境・旅行

ダークモード対応: Modern04、Elegant01、Elegant06はダークモード専用配色として設計されており、背景とテキストのコントラスト比が最適化されています。

プリセットの効果:

  • 配色選択時間を 約60分→3分 に短縮

  • 配色初心者でも失敗しない安心設計

  • プロジェクトのベースラインとして活用

6. 履歴管理&比較機能

生成・編集した配色を自動保存し、複数案を効率的に比較検討できます。

履歴機能の詳細:

  • 保存件数: 最大20件(古いものから削除)

  • 保存情報: 生成日時、配色数、サイトイメージ(20文字)

  • ワンクリック切り替え: 過去の配色を再読み込み

  • 個別削除: 不要な履歴を選択削除

実務での活用:

プロジェクト例:ECサイトリニューアル
 履歴1: ピンク系(2024/12/15 14:30)10色
 履歴2: ブルー系(2024/12/15 15:12)10色   クライアント採用
 履歴3: グリーン系(2024/12/16 09:45)5色
 プリセット: Vivid02(オレンジ系)

クライアントへの提案時、その場で複数案を切り替えながらプレゼンできます。

7. CSS変数一括コピー機能

選択した配色をCSS変数形式で一括コピーし、プロジェクトに適用できます。

出力形式:

:root {
  --color-primary: #4a7ba7;
  --color-secondary: #7eb8d4;
  --color-accent: #f4a261;
  --color-background: #f0f5f9;
  --color-surface: #ffffff;
  --color-text: #2c3e50;
  --color-muted: #95a5a6;
}

使い方:

  • 「カラー編集」パネルの「CSS変数コピー」ボタンをクリック

  • プロジェクトのCSSファイルに貼り付け

  • コンポーネントで var(--color-primary) として利用

フレームワーク対応:

  • Tailwind CSS: カスタムカラーとして設定可能

  • Bootstrap: SCSS変数に変換して使用

  • Material-UI: theme.paletteに設定

3ステップで完成:使い方ガイド

全体フロー

Step 1: プロンプト生成(30秒)
   
Step 2: AIで配色生成(1〜2分)
   
Step 3: プレビュー&調整(2〜3分)
   
完成!CSS変数をコピーして実装へ

【方法A】AI生成配色を使う場合

Step 1: AIプロンプト生成

  • 左サイドバーの 「🪄 AIプロンプト作成」 アイコンをクリック

  • パネルが開いたら、以下を入力:

入力例1(コーポレートサイト):

信頼感と安心感のあるIT企業サイト
ターゲット: 30-50代の経営者・決裁者
カラーイメージ: 誠実・先進的・プロフェッショナル

入力例2(ECサイト):

ナチュラル系コスメのオンラインストア
ターゲット: 20-30代女性
カラーイメージ: 優しい・自然・清潔感
  • パレット数 を選択(初回は 10個 がおすすめ)

  • 「生成」 ボタンをクリック

Step 2: AIツールで配色生成

方法① Google AI Modeで開く

  • 「AIモードで開く」 ボタンをクリック

  • Google AI Mode(Gemini)が別タブで起動

  • プロンプトが自動入力されているので、Enterキーを押すだけ

  • JSON形式の配色が出力される

方法② 好きなAIツールで実行

  • 「コピー」 ボタンでプロンプトをクリップボードにコピー

  • ChatGPT、Claude等、お好きなAIツールを開く

  • プロンプトを貼り付けて実行

  • 出力されたJSONをコピー

成功例(JSON出力):

[
  ["#4a7ba7", "#7eb8d4", "#f4a261", "#f0f5f9", "#ffffff"],
  ["#5a8a7a", "#8bc9b4", "#f8e5a0", "#f4faf7", "#ffffff"],
  ...
]

エラー例(説明文が混入):

以下のような配色を提案します:
[["#4a7ba7", ...]]   説明文があるとエラー

→ JSONの配列部分 [[...]] のみをコピーしてください

Step 3: プレビュー&調整(2〜3分)

  • AI Palette Explorerに戻る

  • 「Step 3: AIの応答を適用」 欄にJSONを貼り付け

  • 「適用」 ボタンをクリック

  • 全プレビュー画面で配色が反映されます

気に入った配色があれば:

  • 左サイドバーのパレット一覧から選択

  • 「🎨 パレットカラー設定」で微調整

  • 「CSS変数コピー」でエクスポート

【方法B】プリセットパレットを使う場合

時間がない場合や、ベースラインが欲しい場合は、プリセットから選択できます。

Step 1: パレットを選択

  • 左サイドバーに30個のパレットが表示

  • カテゴリー内の6パターンから選ぶ

  • クリックすると全プレビューに即反映

Step 2: 微調整

  • 「🎨 パレットカラー設定」アイコンをクリック

  • カラーピッカーで7色を微調整

  • 「CSS変数コピー」でエクスポート

実装へのコピー手順

CSS変数を使う場合(推奨)

  • カラーエディターパネルの 「📋 CSS変数コピー」 をクリック

  • プロジェクトの style.css または globals.css に貼り付け

/* AI Palette Explorerから生成 */
:root {
  --color-primary: #4a7ba7;
  --color-secondary: #7eb8d4;
  --color-accent: #f4a261;
  --color-background: #f0f5f9;
  --color-surface: #ffffff;
  --color-text: #2c3e50;
  --color-muted: #95a5a6;
}

/* 使用例 */
.button-primary {
  background-color: var(--color-primary);
  color: var(--color-surface);
}

個別にHEXコードをコピーする場合

Color Palette Detailsセクションで、各色のHEXコード(例: #4a7ba7)をクリックすると、クリップボードにコピーされます。

コピー成功時の表示:

Copied!

トラブルシューティング

Q. JSONを貼り付けてもエラーが出る

原因: JSON形式が間違っている

解決策:

  • AI出力から [["#..."]] の配列部分のみを抽出

  • ダブルクォート " が正しいか確認(シングルクォート ' はNG)

  • カンマ , の位置を確認

正しい形式:

[["#4a7ba7","#7eb8d4","#f4a261","#f0f5f9","#ffffff"]]

Q. 履歴が消えた

原因: ブラウザのキャッシュをクリアした、または別のブラウザを使用

解決策:

  • localStorageに保存されるため、同じブラウザ・同じデバイスで使用

  • 重要な配色はCSS変数としてプロジェクトに保存することを推奨

Q. モバイルで使いにくい

解決策:

  • デスクトップブラウザ(Chrome、Edge、Safari)での使用を推奨

  • タブレット(iPad等)でも動作しますが、一部機能が制限される可能性あり

技術仕様と対応環境

動作環境

推奨環境

項目 推奨スペック
ブラウザ Chrome 90+、Edge 90+、Safari 14+、Firefox 88+
デバイス デスクトップ(1280px以上)、タブレット(768px以上)
OS Windows 10/11、macOS 11+、iPadOS 14+
画面解像度 1920×1080以上推奨

対応状況

  • 完全対応: デスクトップブラウザ(Chrome、Edge、Safari、Firefox)

  • 基本対応: タブレット(iPad、Android Tablet)

  • 制限あり: スマートフォン(レイアウトが最適化されていない)

データ保存仕様

localStorageの使用

  • 保存先: ブラウザのlocalStorage

  • 保存内容: 配色履歴(最大20件)

  • データ形式: JSON

  • 保存期間: ブラウザのキャッシュをクリアするまで永続

  • 容量: 約5KB(履歴20件分)

注意事項

  • ブラウザ依存: 異なるブラウザ間でデータは共有されない

  • デバイス依存: 異なるデバイス間でデータは同期されない

  • プライベートモード: シークレットモードではデータが保存されない

推奨: 重要な配色はCSS変数としてプロジェクトファイルに保存してください

セキュリティとプライバシー

データの扱い

  • サーバー送信なし: すべての処理がブラウザ内で完結

  • 個人情報不要: 登録・ログイン不要

  • Cookie不使用: Cookieは使用していません(Google Analyticsを除く)

  • 外部連携: AIツールへのデータ送信は、ユーザーが手動でコピー&ペーストする形式

対応機能

  • キーボード操作(Tab、Enter、Esc)

  • スクリーンリーダー対応(一部)

  • カラーコントラスト比の可視化

  • ハイコントラストモード(部分対応)

技術スタック(参考情報)

  • フロントエンド: HTML5、CSS3(CSS Variables)、Vanilla JavaScript

  • アイコン: Font Awesome 6.5.1

  • フォント: Google Fonts(Inter)

  • ストレージ: Web Storage API(localStorage)

  • フレームワーク: なし(Pure JavaScript)

よくある質問(FAQ)

基本的な使い方

Q1. どのAIツールが一番おすすめですか?

A. 用途によって異なります。

AIツール おすすめ度 特徴
ChatGPT ★★★★★ 安定性が高い。精度◎
Claude ★★★★★ 配色のバリエーションが豊か。感性◎
Gemini ★★★★☆ 無料枠が大きい。レスポンス速度◎

推奨: 初心者は 「AIモードで開く」 ボタンからGeminiで試すのがおすすめです。

Q2. 生成された配色は商用利用できますか?

A. はい、商用利用可能です。

  • 著作権・ライセンスの制限なし

  • クライアントワークでの使用OK

  • 配色のクレジット表記不要

  • 再配布・改変も自由

ただし、AIツール(ChatGPT等)の利用規約は各自ご確認ください。

Q3. プロンプトを自分でカスタマイズできますか?

A. はい、可能です。

方法:

  • 「生成」ボタンでベースプロンプトを作成

  • 表示されたプロンプトを手動でコピー

  • テキストエディタで編集

  • AIツールに貼り付けて実行

カスタマイズ例:

【追加できる要素】
- 特定の色を指定(例: 「プライマリーカラーは #FF5722 に近い色で」)
- 避けたい色(例: 「赤・ピンク系は避ける」)
- 参考サイト(例: 「Apple.comのような洗練された配色」)
- 配色理論(例: 「補色対比を活用」)

Q4. JSONの形式が間違っているとどうなりますか?

A. エラーメッセージが表示され、適用されません。

よくあるエラーと対処法:

エラー内容 原因 対処法
JSON parse error 配列の形式が間違っている [[...]] の部分のみをコピー
色の数が不足 5色未満しかない AIに再生成を依頼
HEXコードが不正 # が抜けている、6桁でない 手動で修正するか再生成

正しい形式の例:

[
  ["#4a7ba7", "#7eb8d4", "#f4a261", "#f0f5f9", "#ffffff"],
  ["#5a8a7a", "#8bc9b4", "#f8e5a0", "#f4faf7", "#ffffff"]
]

機能について

Q5. モバイルでも使えますか?

A. スマートフォンでは非推奨です。タブレットは使用可能です。

デバイス 対応状況 推奨度
デスクトップPC 完全対応 ★★★★★
ノートPC 完全対応 ★★★★★
タブレット(iPad等) 基本対応 ★★★☆☆
スマートフォン 閲覧のみ ★☆☆☆☆

理由: サイドバー、プレビュー、エディターを同時表示するため、画面幅1280px以上を推奨しています。

Q6. 配色の保存数に制限はありますか?

A. 履歴は最大20件まで自動保存されます。

  • 21件目以降は、古いものから自動削除

  • 重要な配色はCSS変数としてプロジェクトファイルに保存推奨

  • エクスポート機能はないため、スクリーンショットやメモも活用

プロの使い方:

プロジェクトごとにスプレッドシートで管理
 プロジェクト名
 生成日
 CSS変数(コピペ)
 スクリーンショット

Q7. 他のデザインツールと連携できますか?

A. 直接連携機能はありませんが、HEXコードをコピーして使用できます。

ツール 連携方法
Figma Color Palette DetailsからHEXコピー → Figmaのカラーパレットに登録
Adobe XD CSS変数をコピー → XDのカラーアセットにペースト
Sketch HEXコードを手動入力
Canva カラーピッカーでHEXコードを入力

Q8. ダークモードとライトモードを同時に設定できますか?

A. 現状、1つの配色のみを保持します。

ワークアラウンド:

  • ライトモード用配色を生成 → CSS変数コピー

  • ダークモード用配色を生成(Modern04等) → CSS変数コピー

  • CSSで条件分岐

/* Light Mode */
:root {
  --color-primary: #4a7ba7;
  --color-background: #f0f5f9;
}

/* Dark Mode */
@media (prefers-color-scheme: dark) {
  :root {
    --color-primary: #2d3748;
    --color-background: #1a202c;
  }
}

トラブルシューティング

Q9. プロンプトをコピーしても、AIが配色を生成してくれない

原因と対処法:

  • AIの出力制限に達した

  • プロンプトが長すぎる

  • AIが指示を誤解している

Q10. 履歴が消えた・見つからない

原因:

  • ブラウザのキャッシュをクリアした

  • プライベートモード(シークレットモード)で使用した

  • 別のブラウザまたはデバイスで開いた

対処法:

  • 履歴は復元できません

  • 今後は重要な配色を外部に保存(Notion、スプレッドシート等)

Q11. カラーエディターで変更しても、反映されない箇所がある

原因: 一部のUI要素は固定色を使用している可能性があります。

確認方法:

  • ブラウザの開発者ツールを開く(F12キー)

  • 該当要素をインスペクト

  • CSS変数が適用されているか確認

対処不要: プレビューはあくまでイメージ確認用です。実装時に正しく適用されれば問題ありません。

フィードバックはX(旧Twitter)までお願いします。

  • プロンプトに「JSONのみ出力」を追加

  • 「説明不要」を強調

  • サイトイメージの文字数を200字以内に短縮

  • パレット数を10個以下に減らす

  • 無料枠を使い切った可能性

  • 時間を置いてから再試行

@ハクト

サービス作り・デザイン好き。70年代生まれのWEBエンジニア。WEBパーツをCSSでカスタマイズしてコピペできるサービスを運営中「Pa-tu」。実装したWEBパーツやツールを利用してWEB情報やライフハックを発信してます。

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