ターミナルを操作する際に最低限、覚えておきたいコマンドをまとめました。
LinuxのGUI環境も整ってきていますが、何かあったときのために以下に紹介しているコマンドだけは操作できるようにしましょう。
「ls」コマンド
ファイルやディレクトリの情報を表示する
$ ls -a
すべてのファイルディレクトリを表示
$ ls -l
ファイル・ディレクトリの詳細を表示
$ ls -al
上記オプションを組み合わせて指定
「cd」コマンド
作業するディレクトリを移動する
$ cd /home
「home」ディレクトリに移動する
$ cd ..
現在のディレクトリから一つ上の階層に移動する
$ cd -
移動する前の直前のディレクトリに移動する
「cp」コマンド
ファイルやディレクトリをコピーする
$ cp file1 file2
「file1」ファイルを「file2」ファイルにコピーする
$ cp file1 dir
「file1」ファイルを「dir」ディレクトリにコピーする
$ cp -r dir1 dir2
「dir1」ディレクトリごと「dir2」ディレクトリにコピーする
「pwd」コマンド
現在作業しているディレクトリを表示する
$ pwd/home/admin
現在のディレクトリを絶対パスで表示する
「rm」コマンド
ファイルやディレクトリを削除する
$ rm file1
「file1」ファイルを削除する
$ rm -r dir1
「dir1」ディレクトリを削除する
$ rm -f file1
強制削除。確認メッセージが非表示になる。ディレクトリの削除は「rm -rf dir1」
「mv」コマンド
ファイルやディレクトリを移動する
$ mv file1 dir1/.
「file1」ファイルを「dir1」ディレクトリに移動
$ mv file1 file2
ファイル名のリネーム。「file1」から「file2」にファイル名を変更する
$ mv file1 file2 file3 dir1/.
複数のファイル(file1,file2,file3)を「dir1」ディレクトに移動
「touch」コマンド
ファイルのタイムスタンプを更新・空のファイルを作成
$ touch file1.txt
「file1.txt」がある場合:タイムスタンプを更新。ない場合:空のファイルを作成
$ touch -d "2021-4-3 6:00" file2.txt
「2021/04/03 06:00」にタイムスタンプを変更
$ touch -r file3.txt file4.txt
「file4.txt」のタイムスタンプを「file3.txt」と同一にする
「find」コマンド
ファイル・ディレクトリを検索
$ find ./dir1/file1.txt
「dir1」ディレクトリ内の「file1.txt」を検索する
$ find ./dir1 -name "*.txt"
「dir1」ディレクトリ配下の拡張子が「txt」ファイルを全て検索する
$ find ./dir1 -atime -3
「dir1」ディレクトリから3日以内にアクセスしたファイルを全て検索する
「mkdir」コマンド
ディレクトリを作成
$ mkdir dir1
「dir1」ディレクトリを作成する
$ mkdir -p dir1/dir2/dir3
複数階層のディレクトリを一括で作成する
$ mkdir -m 755 dir1
パーミッションを指定して「dir1」ディレクトリを作成する